スイス空軍の戦闘機 5機に機体損傷
連邦国防省は5日、スイス空軍が所有する戦闘機F/A-18ホーネット5機に機体の損傷が見つかり、配備から外したと発表した。
このコンテンツは 2018/02/06
1月末の検査で、1機の着陸フラップのちょうつがいにひびが入っているのが見つかった。このため30機全てのF/A-18を検査したところ、別の3機の着陸フラップにもひびがあった。さらにもう1機にも同様の異常が見つかった。
国防省は整備コストなどについては不明とした。破損箇所は肉眼では判別できないが、特殊な装置で検知したという。
F/A-18は1997年からスイス空軍に配備。連邦政府は80億フラン(約9200億円)を投じ、新たな戦闘機および迎撃ミサイルを購入する計画を進めている。連邦政府によると、30機のF/A-18の耐用期間は2030年まで。
軍事予算を巡っては2014年、31億フランをかけてグリペン戦闘機22機を購入する案が国民投票にかけられ、否決された。現在政府が進めている80億フランの購入計画は軍事予算としては近年最大だが、国民投票で有権者がどのような判断を下すのかは未知数だ。

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