スイス政府、武器輸出規制の緩和見送り
このコンテンツは 2018/11/01
スイス政府は31日、武器輸出に対する市民からの批判を受け、武器輸出規制の緩和を見送ると方針転換した。
政府は6月、武器の輸出規制の緩和を打ち出した。内戦に使われないと証明できれば、スイスの武器会社が武器を外国に売ることを認める案だ。
ところが、緩和方針は抗議の嵐を引き起こした。超党派のグループが戦争物資の輸出を止めるイニシアチブ(国民発議)を立ち上げ、議会に反対意見を述べようとする動きが高まっていた。また、赤十字国際委員会(ICRC)もスイス政府に対し、制限を緩和しないよう要請していた。

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