オミクロン株の感染疑い スイスでも見つかる
スイス連邦政府は28日深夜、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」と思われる感染例が国内で初めて見つかったと発表した。スイスは感染拡大を防ぐため、入国制限を強化した。
このコンテンツは 2021/11/30 13:25
連邦保健庁のツイッター投稿によると、1週間ほど前に南アフリカから帰国した人だという。保健庁は、今後詳しい検査が行われるとしている。
スイスは同日、19カ国からの旅行者に対し、飛行機に搭乗する際の陰性証明書の提示と、到着後10日間の自宅待機を義務付けた。
19カ国にはオーストラリア、デンマーク、英国、チェコ共和国、南アフリカ共和国、イスラエルが含まれる。
29日には日本、カナダ、ナイジェリア、ポルトガルが追加された。30日深夜0時に発効した。
スイスでは28日、国民投票が行われ、既に国内で運用が始まっている新型コロナウイルスワクチンパスポート「COVID証明書」や追加経済対策の法的根拠となる「COVID-19法」が、想定を上回る約62%の賛成で可決された。
同法が国民投票にかけられるのは今回が2回目。スイスではレストランやカフェ、図書館などに入る際にCOVID証明書の提示が義務づけられ、政府のコロナ対策に反対する人らが「未接種者への差別だ」などとして同法の撤回を求め、国民投票に持ち込んだ。

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