フェデラー、ボール拾いの子供たちにピザのサービス
このコンテンツは 2017/10/31
初心を忘れずー。男子テニスのロジャー・フェデラー(36)が29日、出身地のバーゼルで開かれたスイス最大級の室内テニス大会「スイス・インドア・バーゼル」の試合後、コートでボール拾いをする少年少女にピザを振舞った。
フェデラーは同大会でフアンマルティン・デル・ポトロ(アルゼンチン)に6―7、6―4、6―3で逆転勝ちし、8度目の優勝を飾った。
フェデラーは同大会で決勝に進出した過去11大会で毎回、ボールボーイとボールガールをねぎらうピザパーティを開いている。今回も試合後、この伝統のパーティを開き、子供たちと交流。それに先立ち、優勝が決まった際はコート上で子供たちにメダルを贈った。
実はフェデラーもこのバーゼルの地でボールボーイをしていたことがあり、11歳のとき、大会会場へ自転車で通ったことを覚えているという。1993年の同大会決勝でミヒャエル・シュティヒ(ドイツ)とステファン・エドベリ(スウェーデン)が戦った際、フェデラーはボールボーイとしてコート上にいた。
フェデラーはこれで1968年のオープン化以降でツアー通算95勝目となり、94勝で並んでいたイワン・レンドル(米国)を抜き、単独2位に浮上。歴代最多記録はジミー・コナーズ(米国)の109勝。
しかし、現在世界ランク2位のフェデラーは背中の負傷により、今月末開幕したロレックス・パリ・マスターズを欠場したため、ラファエル・ナダル(スペイン)の今シーズンの世界ランク1位がほぼ確定した。フェデラーはロンドンで来月行われるATPファイナルズには出場する予定。

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