Navigation

160年ぶりのオオカミ

死に絶えていたといわれるオオカミが、頻繁にスイスに出現 Keystone

中央スイスのオプヴァルデン州建築開発省は10月4日、同州で160年ぶりにオオカミが出現したと発表した。すでに、10月中旬から9頭のヒツジが何ものかによって食い殺されていたが、その傷の写真やDNA分析により、オオカミによるものと断定した。

このコンテンツは 2008/11/05

オオカミはイタリアから北上してきたものとみられる。スイスではオオカミはすでに死に絶えたものの、最近になってイタリアやフランスのアルプスからスイスに移動し、家畜への被害も出ている。

家畜との折り合い

オオカミは1979年、国際的に保護動物と指定され、イタリアではすでに1970年代から指定されていた。このため繁殖し、生息域が年間平均25キロメートル北上し続けている。これまでウーリ、グラウビュンデン、ティチーノ、ヴァレー/ヴァリス、ヴォー、ベルン、フリブール/フリブルクの各州で8頭のオオカミが確認された。

スイスでも1988年に保護動物に指定されたが、家畜の被害を考慮し2008年3月10日から「オオカミ構想」が発効された。これにより、オオカミの生息は自然の法則に任せ、人の手によって移動はさせないが、家畜の被害が1カ月間に25頭、もしくは4カ月間で35頭と頻繁になるようであれば、射殺が許されるようになった。また、オオカミの被害は連邦と州が補償する。

swissinfo、外電

このストーリーで紹介した記事

JTI基準に準拠

JTI基準に準拠

おすすめの記事: SWI swissinfo.ch ジャーナリズム・トラスト・イニシアチブの認証授受

現在この記事にコメントを残すことはできませんが、swissinfo.ch記者との議論の場はこちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

並べ替える

パスワードを変更する

プロフィールを削除してもいいですか?

サブスクリプションを登録できませんでした。 再試行する。
仮登録をしました。 次に、メールアドレスの認証手続きを行ってください。 ご入力いただいたメールアドレスに自動配信メールを送信しました。自動配信メールに記載されているリンクをクリックして、ニュースレター配信手続きを完了させてください。

今週のトップ記事

各種テーマに関するswissinfo.chのベスト記事を受信箱に直接お届け。

毎週

SRG SSRのプライバシーポリシーでは、データ処理に関する追加情報を提供しています。