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衝撃隠せぬスイス航空パイロットたち

スイス航空のシャッターは閉じられた Keystone Archive

国営航空を放棄するスイスエア・グループの発表に、パイロット達は衝撃と狼狽を隠せないでいる。

このコンテンツは 2001/10/02 10:45

「経営陣の突然の発表に、我々は皆衝撃を受け、正直言って狼狽している。」と、スイス航空パイロットでスイスエア・コックピット人員組合「アエロパース」のスポークスマン、ハンヌ・ルプレート氏はいう。ルプレートさんはswissinfoの取材にたいし「組合は新規契約の交渉をする。我々は今後の成りゆきに対して強い好奇心を抱いている。問題は、将来がどうなろうと我々がこのスイス航空の変革から可能な限り実りの多いものを勝ち取ることだ。」と語った。

1日の発表では、クロスエアがスイスエアのブランドを引き継ぐのか、それとも救済策のもとスイス航空の名は永遠に消滅してしまうのかは不確かだ。航空評論家のゼップ・モサー氏は「スイスエアのブランド価値が失われた今、社名変更には慎重になるべきだ。現状から見て、私はスイスエアの名は消えるのではないかと思う。」という。が、ルプレートさんは「70年以上の歴史を持つスイスエアの名が、簡単に消えてしまうのはとても悲しい。何とか社名を消滅させない方法を見つけてほしい。」と、スイス航空の名称への愛着を語った。モサー氏は「ほとんどの人にとって、社名は財政よりも重要だ。スイス人にとって、スイスエアの名は極めて感情的なものだ。が、今問題なのは数字だ。感情ではない。」と現実を述べた。

大規模削減計画の発表を受けても、スイス人パイロット達のモラルは高いとルプレートさんは誇る。「我々はプロフェッショナルとして最大限の努力をする。搭乗員、地上職員、全てのスイスエア従業員が共にあるのを心強く感じている。」と、語った。

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