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家畜の有機飼料に遺伝子組み換え大豆

きょうぎゅう病の次は遺伝子組み換え大豆入り飼料とご難続きの牛肉。 Keystone

スイス連邦農業省は、家畜の有機飼料に遺伝子組み換え大豆が含まれていた事が発覚したと発表した。遺伝子組み換え大豆入り飼料で飼育された牛の肉は、「遺伝子組み換え作物を使用しない有機飼料で飼育」と表示され、スイスの2大スーパー、ミグロスとコープで販売されていた。

このコンテンツは 2001/03/12

農業省のヨルグ・ヨルディ報道官は、家畜飼料製造会社Nafagの依頼で2月に飼料用大豆を検査した結果、スイスの家畜飼料用大豆の17%は遺伝子組み換え大豆であることが確認されたと発表した。スイスでは遺伝子組み換え大豆の使用は合法だが、有機飼料に含有してもよいのは3%までという規制がある。そして1999年に導入された法により、遺伝子組み換え作物を1%以上含む食品は表示が義務付けられている。Nafagは最初フリブールの研究所に検査を依頼した結果、1.7%の遺伝子組み換え大豆が含まれているとの回答を得た後、農業省に再検査を依頼した。Nafagが再検査を依頼した理由は明らかにされていない。

農業省の発表を受け、ミグロスとコープはNafagに在庫飼料を廃棄するよう要請した。また、遺伝子組み換え大豆入りの飼料を使用していた農家は有機飼料で飼育された家畜よりも安価での食肉販売を余儀無くされるため、100万スイスフラン以上の減収が見込まれる。これに対しNafagは、責任はフリブールの研究所にあるとし農家の損失を保障する意思はないと否定した。

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