Navigation

スイスの自殺ほう助機関エグジット、過去最高の会員登録数

スイスでは自殺ほう助が合法化されている Keystone

スイスの自殺ほう助機関「エグジット(Exit)他のサイトへ」は13日、新たに1万0078人が昨年、会員登録し、全体の会員数としては過去最大を記録したと発表した。

このコンテンツは 2018/02/15 08:27
SDA-ATS/swissinfo.ch/ln

昨年12月末時点の国内ドイツ語圏、およびイタリア語圏の会員数は11万391人。同機関の自殺ほう助のサービスを利用して死を選んだのは734人で、前年の723人から微増した。エグジット他のサイトへのサービスを受けるためには会員になる必要がある。

自殺ほう助の問い合わせは約3500件で、14年に比べ1千件以上増加。エグジットはこのうち1031件を受理。16年は991件だった。

​​​​​​​

一般的に自殺を図るのは男性が多いが、エグジットの利用者は女性が6割だ。

高齢化社会の進行

自殺ほう助件数の多さには会員数の増加だけでなく、高齢化社会の影響もある。昨年、エグジットのサービスを利用した人の平均年齢は78.1歳で、16年の76.7歳から上昇した。

理由で目立ったのは末期がん、加齢による多発性疾患、慢性疼痛(とうつう)だった。

地域別ではチューリヒエリアが最多で、ベルン州、アールガウ州、ザンクト・ガレン州、バーゼル・シュタット準州、バーゼル・ラント準州と続いた。

同機関は緩和医療の普及が進む一方で、安楽死の需要も依然としてあると指摘する。

ただ、自殺ほう助を選択する人はまれで、国内の年間死亡者6万6千人のうちわずか1.5%だという。

JTI基準に準拠

JTI基準に準拠

おすすめの記事: SWI swissinfo.ch ジャーナリズム・トラスト・イニシアチブの認証授受

swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

並べ替える

パスワードを変更する

プロフィールを削除してもいいですか?

サブスクリプションを登録できませんでした。 再試行する。
仮登録をしました。 次に、メールアドレスの認証手続きを行ってください。 ご入力いただいたメールアドレスに自動配信メールを送信しました。自動配信メールに記載されているリンクをクリックして、ニュースレター配信手続きを完了させてください。

注目の記事を毎週、無料でお届け

ご登録いただいた方には、swissinfo.chのトップ記事をメールでお届けいたします。

SRG SSRのプライバシーポリシーでは、データ処理に関する追加情報を提供しています。