スイスの大都市で進む自動車離れ
このコンテンツは 2017/04/21
分
人口が10万人以上のスイスの都市では、2007年から15年にかけて、人口一人当たりの自動車の保有台数が0.43台から0.36台へと減少した。全国平均では一人あたり0.53台という調査結果となった。
スイス都市協会と連邦統計局が今月10日に発表した数字によれば、ビール、ルガーノ、ルツェルンなどの中規模都市における自動車の保有台数は、人口一人当たり0.43台から0.48台へと最も大きく増加した。
また人口が1万人以下の町でも0.53台から0.56台へと増加が見られた。
調査の対象となったのは172市町村。保有台数が最も多かったのは人口約1万5千人のツーク州ハームで、一人当たり0.77台。
保有台数が最も少なかったのはバーゼル(0.33台)で、チューリヒ(0.35台)、ローザンヌ(0.37台)、ジュネーブ(0.37台)が続いた。
2015年のスイスの自動車保有台数は440万台以上で、二輪車は71万台。一人当たりの二輪車保有台数はフランス語圏とイタリア語圏で多かった。

JTI基準に準拠
現在この記事にコメントを残すことはできませんが、swissinfo.ch記者との議論の場はこちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。