スマホで宇宙の誕生の瞬間を体験 グーグルとCERNがアプリ開発
スマートフォンで宇宙の誕生の瞬間へタイムスリップ―。米グーグルとスイスの欧州原子核研究機構他のサイトへ(CERN)が6日、138億年前のビッグバンを仮想体験できる無料アプリ「ビッグバンAR他のサイトへ」をリリースした。
このコンテンツは 2019/03/07
CERNのシャーロット・ワラカウレ氏は「このアプリでより多くの人たちとつながり、私たちの宇宙の起源にまつわる物語を斬新な方法で届けたい」と話す。
アプリは利用者の視界にコンピュータが情報を重ねる拡張現実(AR)、バーチャルとリアリティが混ざり合った混合現実(MR)の技術を活用。「フィクサー」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」などで知られるオスカー女優ティルダ・スウィントン他のサイトへがナレーションを担当した。
アプリは6日、米ワシントンで公開されたグーグルの「アート&カルチャー他のサイトへ」プロジェクトの一環で開発。プロジェクトのサイト「Once Upon a Try他のサイトへ」では、CERNやNASAなどとタイアップし、様々な分野での発明や発見を視覚的に紹介している。
サイトでは、CERNの最深部や国際宇宙ステーション(ISS)を「訪問」したり、アルバート・アインシュタインのメモを見たり、ヒッグス粒子発見やインターネット誕生の経緯を見たりできる。
インターネットのワールドワイドウェブ(WWW)は1989年にCERNの職員が発明した。今年で30周年を迎え、12日に記念イベント他のサイトへがCERNで行われる。

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