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バーゼルで有機農業会議始まる

28日からバーゼルで、有機農業運動国際連盟(IFOAM)第13回科学会議が開かれている。主要議題は、有機農産物等の特別表示ガイドライン、遺伝子組み換え作物の脅威など。(写真:有機栽培のリンゴを試すダイス外相(左)とスティッチ前閣僚(右)。)

このコンテンツは 2000/08/29 15:37

28日からバーゼルで、有機農業運動国際連盟(IFOAM)第13回科学会議が開かれている。主要議題は、有機農産物等の特別表示ガイドライン、遺伝子組み換え作物の脅威など。(写真:有機栽培のリンゴを試すダイス外相(左)とスティッチ前閣僚(右)。)

スイス政府後援、バーゼル近郊にある有機農業研究所(FiBL)主宰、スイス政府後援で開催されている4日間のIFOAM第13回科学会議は、科学者、農家、消費者団体の代表ら約500人が出席している。

開会のスピーチで、ジョセフ・ダイス外相は、「有機農業の手法は、途上国の伝統的な農業技術によるものが多い。一方、先進国の科学的な研究も、有機農産物と有機農業の手法を世界の多様な条件の地域に順応させる事などにおいて、重要な役割を果たすことが可能だ。ゆえに、有機農業の発展には、途上国と先進国の国際的な協力が大切だ。」と述べた。

1972年に創設されたIFOAMは、現在107ヶ国750の団体によって構成され、情報交換、国際基準制定の場としての役割を果たしている。

IFOAMによると、世界で有機栽培に切り替えられる農地は、毎年2%の割合で増えている。が、FiBLによると、スイスで有機栽培に切り替えれた通常農地は、減少しているという。スイスの農民は企業家精神が足りないと、FiBLは嘆く。

有機農産物の世界的な増加により、信頼のおける基準と規制手段の必要性が増している。IFOAMは、地域の特性を考慮に入れた2重構造の検定制度を導入した。農家と加工業者は、このような検定の政府の後押しを希望している。スイスとEUは、有機栽培農家を模倣者から守る法律を制定したが、十分ではないという。

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