ダイス外相、中央アジア歴訪
ジョセフ・ダイス外相は3日からウズベキスタン、タジキスタン、キルギスの3ヶ国を歴訪している。スイスは世界銀行と国際通貨基金(IMF)で上記3ヶ国の利益代表を務めており、同地域の開発援助に1億700万スイスフランを拠出している。
このコンテンツは 2002/04/05
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3日ウズベキスタンを訪問したダイス外相は、カミロフ外相と両国の政治・経済関係強化について会談し、普通貨物運送料と税改正に関する相互合意協定に調印した。ダイス外相は4日には、スイスが財政支援したアラル海沿岸の吸水施設や結核治療病院などを見学した。その後、タジキスタン・ドゥシャンベ入りした外相は5日、ラヒモノフ大統領、ナザロフ外相と会談した後、最後の訪問国キルギスタンに向かう。
旧ソ連邦の中央アジア3ヶ国についてダイス外相は、社会主義から民主政治と市場経済への過渡期にあり行政改革など多くの課題を抱えているとし、スイスの議会制度が改革のモデルになると語った。また、同3ヶ国は隣国アフガニスタン情勢について、どのような動向にも過小評価しないことが大切だと次のように語った。「アフガニスタン国内情勢の安定と隣国の利益は深く関わっている。たとえば内陸国のウズベキスタンにとて、海(港)への最短距離はアフガニスタンかパキスタンを経由しなければならい。」。

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