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スイス北東部で天然ガス試掘

スイスは水以外、天然資源が豊富な国ではない。が、スイス北東部では、米石油会社と共同で天然ガスの試掘が進められている。サイトは、欧州天然ガス供給パイプラインに、ごく近い地点にある。

このコンテンツは 2000/08/28 08:18

スイスは水以外、天然資源が豊富な国ではない。が、スイス北東部では、米石油会社と共同で天然ガスの試掘が進められている。サイトは、欧州天然ガス供給パイプラインに、ごく近い地点にある。

米テキサス州ヒューストンのフォレスト・オイル・インターナショナルと、スイスのSEAGは、北東部スイスの独国境にあるWeiachで天然ガスの試掘を進めている。地下およそ1、300mに天然ガス含有層があると予測されるが、来月には試掘調査の結果が出る予定だ。成功すれば、年末までにはWeiachでのガス採掘が開始される。

SEAGのゲオルグ・シュトゥッキ社長によると、核廃棄所に適した場所を探していたNagra社がWeiachに掘った穴に、ガスの形跡が発見されたという。しかし、核廃棄所としては、Weiachは適さなかった。

フォレスト・オイル社のエア・ドリリング・メソッドは、従来用いられていた動力ドリル方式よりも騒音が少ないため、サイト周辺の地元住民に配慮して選ばれた。現在試掘坑の深さは35mだが、地上ではほとんど何も聞こえないという。

Weiachで天然ガスが発見されても、他国ほど豊富な供給量は期待できないそうだ。が、天然ガス供給パイプラインからわずかに3kmの地点にあるという、大きな利点がある。少なくとも100万立法m/日の供給量は確保できると思われ、シュトゥッキ社長は商業的には十分だと語る。

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