空飛ぶ救助隊レガ、出動件数が増加
スイスの航空救助隊「REGA(レガ)他のサイトへ」がまとめた2017年の報告書他のサイトへで、緊急出動件数は国内外合わせて1万5958件(前年比5.7%増)と過去最高だったことがわかった。
このコンテンツは 2018/02/26
ヘリコプターでの救助件数は1万1774件(前年比6.5%増)、ジェット機は886件(3.3%増)。救助人数は1万788人(7.1%増/1日平均29人)で全体的に増加した。特に2月と10月は例年より天候に恵まれ、登山客が増加したことが背景に挙げられる。
>>15分以内に駆けつけるスイスの航空救助隊「レガ」、その活動の舞台裏
レガは1952年設立。24時間体制で緊急時に出動要請を受けて救助活動を行う。運営費は会員の会費、寄付、保険会社からの出資でまかなわれる。2017年の緊急出動件数は前年比5.7%増の1万5千958件だった。
あらゆる場所の救助活動を行い、スイスアルペンクラブ(SAC)の要請による救助のほか、身動きの取れなくなった家畜の救助もレガの仕事の一つ。家畜の救助には民間機が当たる。
海外にいるけが人や病人をスイスまで帰国搬送させるのも活動の一つ。17年には348人が民間機で、901人がレガのジェット機で帰国した。
要請理由の最多は病気で、17年のヘリコプター出動件数の44%は脳卒中や心血管疾患など重症または急性疾患を引き起こした患者の搬送だった。ウィンタースポーツや交通事故現場での救助活動は少ない。

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