日本人建築家が設計、オメガの新しい製造拠点が登場
このコンテンツは 2017/11/03
高級時計メーカー、オメガの新しい製造拠点がスイス西部にあるベルン州ビール(ビエンヌ)市にお目見えした。この近未来的な建物を設計したのは日本人建築家の坂茂(ばん・しげる)さんだ。
建物は全長70メートル、幅30メートル、高さ30メートル。組立、検査部門などを一つの建物に集約。3万個以上に上る時計部品の箱の自動収納システムも導入した。火災のリスク軽減のため、倉庫内の酸素濃度を低くした。
坂さんはオメガの親会社スウォッチ・グループの本社屋など、スイス国内でさまざまな建物を手がけた。建物に木材を多用することで知られ、オメガの製造工場も主にスイストウヒとコンクリートで出来ている。
スイスの時計産業は近年、自社インフラに多額の資金を投じる傾向が続いている。オメガはロレックスに次ぐ世界第2位の時計メーカー。

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