新議長の就任祝い、ゾウからもバラの贈り物
このコンテンツは 2017/11/30
上院に当たる全州議会議長に就任したカリン・ケラー・ズッター氏が29日、選挙区のザンクトガレン州に凱旋(がいせん)。ヨハン・シュナイダー・アマン経済相や地元の動物園のゾウがバラを贈り、同氏の就任を祝った。
同州ラッパースヴィール・ヨーナでは、スイス国立サーカス「クニー」の動物園のゾウ6頭が、ケラー・ズッター氏を出迎えた。今年50歳を迎えたメスのゾウ、デリーがバラのブーケの入ったかごをプレゼントした。
ラッパースヴィール・ヨーナ消防隊の歓迎を受けた後、ケラー・ズッター氏は自身が住むヴィル市を訪問。カトリック市教会ではシュナイダー・アマン経済相からバラの花束を贈られた。2人はいずれも急進民主党の所属議員。
2人は過去に閣僚の椅子をかけて競い合った間柄。2010年、前職の辞任に伴う閣僚選出選挙で、シュナイダー・アマン氏は当選、ケラー・ズッター氏は落選した。ただ現在はシュナイダー・アマン氏がケラー・ズッター氏の支援を約束するなど、関係は友好的だ。ケラー・ズッター氏は今のところ閣僚選出選挙から距離を置いているとみられる。同氏はメディアの取材に「閣僚の座は狙っていない。だがもし尋ねられたら、話し合いに応じる気はある」と述べた。

JTI基準に準拠
現在この記事にコメントを残すことはできませんが、swissinfo.ch記者との議論の場はこちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。