Navigation

日本人女性、スイス・コーヒー大会抽出部門で優勝 世界大会へ

スイス・コーヒー・チャンピオンシップ2018のブリュワーズ部門で優勝した深堀絵美さん elenaminekova

コーヒーの抽出技術などを競う「スイス・コーヒー・チャンピオンシップ2018」で日本人の深堀絵美さん(30)がブリュワーズ部門で優勝し、世界大会への出場権を手にした。深堀さんは15年の大会でもバリスタ部門で優勝した腕の持ち主だ。

このコンテンツは 2018/03/12 14:40
swissinfo.ch/ro

同競技会はスペシャリティー・コーヒー協会(SCA)スイス支部他のサイトへが2000年から毎年開催。今回はチューリヒが会場となり、バリスタ、ラテ・アート、ブリュワーズの3部門で計25人が参加。7日から3日間の日程で腕前を競った。

深堀さんが1位に輝いた他のサイトへブリュワーズ部門では、ハンドドリップで抽出したコーヒーが審査対象。予選では▽与えられた豆と水で抽出したコーヒー▽競技参加者が選んだ豆と水で抽出したコーヒーの2つの合計得点で競った。与えられた時間は7分で、3つのカップに、なるべく同じようにコーヒーを用意。いずれもコーヒーの濃度数値が2%を超えてはならない。深堀さんは、「豆(の特性)を勉強する時間がないため、与えられた豆で作るコーヒーは抽出する人の経験が試される」と話す。

決勝では参加者本人が選んだ豆で抽出したコーヒーのみを10分で用意。コーヒーの味と香り(7割)およびサービス(3割)が評価の対象となった。

深堀さんは現在、2016年12月にチューリヒ市内に開店したコーヒーショップ「MAME(マメ)他のサイトへ」の共同経営者兼バリスタとして忙しい日々を過ごす。もう1人の経営者でバリスタのマシュー・タイスさんも今競技会のバリスタ部門で優勝した腕利きだ。「(マシューとの)ダブル優勝が決まった次の日はたくさんのお客さんや友人、関係者らがお祝いに駆けつけてくれて嬉しかった」(深堀さん)

世界大会について、「出場権を得られて嬉しい。豆は季節ものなので、旬を迎える国で豆を探すつもりだ」と意気込む。

SCAは豆の品質にこだわったコーヒーの共通基準を作ろうと関係者が集まってできた会を発端とする。2017年1月、米国のSCA(1982年設立)とヨーロッパのSCA(1998年設立)が正式に統合した。現在では40カ国以上が参加している。 

このストーリーで紹介した記事

JTI基準に準拠

JTI基準に準拠

おすすめの記事: SWI swissinfo.ch ジャーナリズム・トラスト・イニシアチブの認証授受

swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

並べ替える

パスワードを変更する

プロフィールを削除してもいいですか?

サブスクリプションを登録できませんでした。 再試行する。
仮登録をしました。 次に、メールアドレスの認証手続きを行ってください。 ご入力いただいたメールアドレスに自動配信メールを送信しました。自動配信メールに記載されているリンクをクリックして、ニュースレター配信手続きを完了させてください。

注目の記事を毎週、無料でお届け

ご登録いただいた方には、swissinfo.chのトップ記事をメールでお届けいたします。

SRG SSRのプライバシーポリシーでは、データ処理に関する追加情報を提供しています。