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クレディ・スイス、ドナルドソン・ラフキン・アンド・ジェンレットを買収

クレディ・スイスは、米ニューヨークの証券ドナルドソン・ラフキン・アンド・ジェンレット(DLJ)を総額115億ドル(196億7、000万スイスフラン)で買収すると発表した。

このコンテンツは 2000/08/31

クレディ・スイスは、米ニューヨークの証券ドナルドソン・ラフキン・アンド・ジェンレット(DLJ)を総額115億ドル(196億7、000万スイスフラン)で買収すると発表した。

クレディ・スイスは30日、DLJを投資銀行部門のクレデイ・スイス・ファースト・ボストンに吸収すると発表した。クレディ・スイスのアンドレ=ルウ・スガー・スポークスマンは「買収により、当行の有力投資銀行としての立場を米国でも、さらにグローバルに強化することができる。DLJからは米国のアセット・マネージメントとプライベートバンキングの分野での、多大な貢献が期待できる。今後、両行の専門家が違った投資金融の部門で協力していける。」とswissinfoに語った。

クレディ・スイスは、DLJ株の71%を握る最大株主である仏大手保健アクサから、総額81億ドル、1株当たり90ドルで、株を買い取る。アクサは、売却額の30%を現金で、70%をクレディ・スイス株で受け取る。また9月には、米で公開買い付けを行い、残り29%のDLJ株を一般株主からも株を買い取る。

7月UBSによる米証券PainWebberの買収(総額108億ドル)が発表されたが、スイスのビジネス週刊誌「キャッシュ」のマルクス・ギスラー編集員は、2つのケースは全く違うと言う。「PainWebberは顧客の金を投資するポートフォリオの会社だ。一方、DLJはボンド取り引き中心の古典的な投資銀行だ。」

大手スイス銀行は、海外、特に米国での企業買収に積極的だが、欧米両地域での営業体制を整えることで、グローバルな立場を強化しようとしていると見られる。

買収のニュースにより、ウォール街でのDLJ株は急騰したが、チューリッヒのクレディ・スイス株は4%以上暴落した。

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